教師の卵

教師を目指す学生の物語

日本語教師について

Xin chào!

ベトナム生活も残すところ8日間になったぷにたまです。

 

今回は、私がベトナムに来た理由でもある日本語教師について書いていこうと思います。

 

 

私が働いている日本語学校は、生徒数30人、日本語教師3人(日本人は私だけ)、事務員2人、校長1人の小さな学校です。以前、ダナンでも教えていましたがその学校も同程度で、同じ会社の学校です。

生徒の年齢は幅広く、18歳~40歳まで在籍しています。

(ダナンの学校では、学校の中で私が最年少ということもありました笑)

 

 

ベトナムにはたくさんの日本語学校がありますが、その多くは実習生を日本へ送る会社が運営していることが多いです。私が働いている学校もそうです。留学目的で日本語学んでいる生徒もいますが、ごく少数です。

 

授業は、午前8:00~10:30 午後14:00~16:30(うち15分休憩)

お気づきかもしれませんが、午前と午後の授業の間のお昼休みがすごく長いのは、ベトナムには昼寝文化があるからです。このことは、また別の記事で書こうと思います。

 

これだけ見ると5時間しか働いてないの?と思うかもしれませんが、授業の準備などがあるので、1日10時間以上は働いています。

 

授業の準備とかにそんなに時間かかる!?と思われるかもしれませんが、かかります。(少なくとも私は)

私が授業で教えているのは、主に会話や発音です。

 

Q.会話や発音の練習で1コマ2時間半使うの?

A.使いません。時間は余ります。

 

なので、新しく自分で何をするのか考えないといけません。

イデアが大切なのです。

 

毎日同じ話題を話しても、生徒は飽きるだけですしね。

 

以前、いつも通り授業をしていたら最前列に座っていた生徒がボソッと「つまらない」と 呟いたことがあり、それが聞こえてしまったので「やってやろうじゃないか!」という気持ちになりました笑

 

イデアも大切ですが、今までこのクラスはどんな言葉や文法を勉強したのか、話をするスピードはどうするのか、など考えないといけないことは山ほどあります。(それなりに経験がある方ならともかく、私はまだ半年ほどなので...)

なので、私は授業の準備にとにかく時間がかかります。他にも、書類の日本語チェックなどの仕事はありますが数分で終わります。

 

 

日本語教師と聞くと「外国人に日本語を教える先生」と思われると思います。正しいです。

「日本人だから日本語を教えるの簡単だね」と思われるかもしれませんが(私も最初はそう思っていました)、日本人だから日本語を教えるのが難しいのです。

 

ここで質問です。

Q.あなたは日本語を理解していますか?

 

私は大学で教育学部に在籍しています。将来は日本で国語の先生になることを目指して。

 

ある授業の中で、教授がこう言いました「日本人は日本語が分からない」と。

 

私はこれを聞いた時、「んなわけあるか」と思いました。

 

教授は続けて、日本人が日本語が分からない理由は「日本語を学んでいないからだ」と言いました。

 

これを聞いて「ああ、確かに」と思ったことを覚えています。

 

私は日本語検定2級を持っています。なので、日本語を教えることに関してもそれなりに自信がありました。

しかし、実際にベトナムベトナム人を相手に日本語を教えてみると簡単なことがわからなかったりします。

例えば、助詞を使って会話をするとき、なぜ「が」になるのか、なぜ「を」になるのかなど、普段意識せずにイメージや定型文のように日本語を使っていると説明をするときに困ります。また、自分の中で理由が分かっていても、生徒にうまく教えることができないということもあります。

生徒はベトナム人なので、言葉の壁は大きいです。(その言葉を教えているのですがね)

 

長くなったので今回はここまで!

写真も無く文章だけの記事になってしまいましたが、ここまで見ていただきありがとうございました!