教師の卵

教師を目指す学生の物語

何者

先日、雨が降る中歩きスマホをしていると、前から走ってきた人に気づかずぶつかってしまい、用水路にスマホを落としてしまったぷにたまです。

 

歩きスマホはやめましょう。

 

2分近く水没していたにもかかわらず、動作不良がないiPhoneは神です。

(ちなみに私が使っているのはiPhone7)

 

ついに先週、新海誠監督の最新作「天気の子」が公開しました。

前作の「君の名は。」が大ヒットし、話題になっていましたね。私も男友達3人と観に行きました。男と観る映画じゃないです。

「天気の子」も友達と観に行きましたが、その友達がどハマりしてしまい、1週間で4回も観に行きました。

バカですね。Blu-rayが買えちゃいます。

私が新海誠を知ったのは中学生のときでした。兄から借りて読んだ「秒速5センチメール」のマンガがきっかけです。

それ以来ファンだったので期待して観ましたが、期待を上回ってくれました。

 

新海誠作品に出てくる女性キャラってめっちゃかわいいですよね

 

 

私は年間で50本近く映画を観るのですが、歴代の中でも5本の指に入るのが「何者」です。

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原作 朝井リョウの小説を映画化した作品です。

 

私がこの作品を始めて観たのは2016年です。

当時高3だった私は、入試終わりに1人で観ました。(年内だったからたぶん推薦入試)

 

2016年の映画といえば、「シンゴジラ」や「君の名は。」など、映画史に残るような作品ばかりだったのであまり話題になりませんでした。

 

観た感想は「よくわかんないけど深い」という浅いものでした。

 

しかし、大学3回生になり周りが就活をし始めて、改めて観てみると、就活を通しての人間関係の変化など、今までは分からなかったものが読み取れました。

(教員志望だから就活せんけど)

 

今まで5回以上は観ましたが、ようやく最後にある演劇のシーンの意味がわかりました。

(ネタバレになるかもしれないので書きません)

 

 

この作品を観るたび、自分って何者なんだろうって考えさせられます。

 

何者なんですかね?

 

私も1年に1回くらい「お前って何者なの?」と聞かれたり聞かれなかったりします。

 

その時は「何者だと思う?」と逆に聞き返します。

それに対しての答えがその人にとっての自分だと思うので。

 

 

じゃあ自分にとっての自分て何でしょうね?

 

私は相手によって自分を変えています。

 

友達なら友達として、教授なら学生として

 

大抵の人は相手によって自分を変えているのではないでしょうか。

目上の人に対して、普段友達と同じ口調で話すという人はめったにいないのでは。

 

少なくとも私は、相手が違えば自分も違います。

 

そういった意味では私も俳優ですね。

友達から見た自分、教授から見た自分を演じているので。

(早くスクリーンデビューしたいわ)

 

では、それらを取っ払った私は何者なんでしょうか。

 

大学生や日本人などの肩書きをなくして見たとき、私個人は何者になるんでしょうか。

 

これを読んでる読者はいかがでしょうか。

 

私は正直なところ、わかりません。

 

ベトナムに行った理由の一つが、自分って何者なんだろうと思ったからです。

 

海外の、言葉も文化も違うとこ行けば分かるかなーと思いましたが、結局わからずじまいです。

 

 

シンガポールには「自分は何者なのか?」ということについて考えるキャリア教育があると、以前論文で読みました。

(教育方法の名前は忘れましたが)

 

このキャリア教育は小学生のころから、生徒・教師・キャリア専門家で高校に入るまで3人でじっくり考え合って行うようです。

生徒が何をしたいのか、何が好きなのか、何が嫌いなのか、どう社会に活かせるのか。

優秀な人材がいるシンガポールらしい教育だなと思いました。

 

日本もグローバルな人材を育成しようと、数年前からIB教育など導入し始めました。

しかし、島国である日本でグローバルとか言われても、生徒は何のこっちゃって感じだと思います。

 

小学生で英語したって、受験のために勉強するという本質は変わらないのではないでしょうか。

 

だからこそ、まずは自分とは何者かということを考えさせるようなキャリア教育が必要だと思います。

 

個人的にですが、日本の教育は階段を一つ飛ばしたイメージです。

段階を踏まないと意味分かんないです。

 

 

私の場合、すでに卒業が半年遅れる予定なので、もう半年休学してシンガポールの教育現場を観察して見たいと思います。

 

今回は話があっちっこっち行きましたが、まとめると、歩きスマホはやめて「天気の子」を観よう!です。