先生とは
Xin chào!
金曜日に生徒たちとやったサッカーの疲れが今頃出てきて、昔のようにはいかないことを実感しているぷにたまです!
ベトナム生活も残り5日となり、喜びと寂しさが入り混じっています。
教育学部生らしく今回は、「先生」について私が思っていることを書いていこうと思います。
※私の備忘録みたいなとこがあるので、興味がない方はページバックしてください。
いきなりですが、世の中には「先生」と呼ばれる職業がいくつあるかご存知ですか?
政治家・弁護士・医者・教師・芸術家・漫画家 etc...
では、なぜ人はこれらの職業に就いている方々を「先生」と呼ぶのでしょうか。
数年前に放送されていた堺雅人・ガッキー出演のドラマ「リーガルハイ」をご存知でしょうか?私は大好きです。
この「リーガルハイ」の中で(何話目かは忘れました)悪徳政治家の話があります。
その中で
「世の中には先生と呼ばれる職業はいくつかある、教師、医者、君たち弁護士そして政治家だ。なぜ人は我々を先生と呼ぶんだろう?人はね、何かをしてもらう相手に対して先生とへりくだるんだ、教師には教えてもらう。医者には治してもらう。弁護士には助けてもらう。では、政治家には何をしてもらう?稼がせてもらうのだ」
というセリフがあります。
これは的を得ているなと思います。(さすがリーガルハイ!さすが古沢良太!)
では、同じ先生と呼ばれ同じ業界の異なる職業で共通している部分と異なる部分は何でしょうか?
今回は塾講師と教師を例に考えていきたいと思います。
私もベトナムへ来る前までは塾でバイトをしていました。
なので、多少は塾のことについて分かっているつもりです。
共通している点
- 勉強を教える
- 生徒がいる
違う点
- 教員免許の有無
- 授業以外の業務(部活動やなど)
- 公務員か否か(公立校の場合)
私が思いつく限りこのぐらいでした。
まだ他にもあると思いますが...
共通している点でも
塾に来る生徒の大半が進学に向けた勉強や成績向上を目標にしているので、講師もそれに向けた授業
対して教師は、学習指導要領に則り授業を行う
といった細かな違いはあります。
同じ業界なので、勉強を教える(授業をする)という部分は同じでも、それ以外の部分で違いがありますね。
このように、同じ業界の中でも立場や授業内容が違うということを理解するということが大切かと思います。
塾講師と教師の違いを整理したところで、教師の「先生」について考えていきたいと思います。
教師が働く学校は、小さな社会だとよく言われます。
学校は子どもが大人になり社会に出ていく前に、練習をする場所だと思います。
なので、学校に行く理由はその小さな社会を学ぶことだと私は思います。
では、その小さな社会において教師の役割は何でしょうか?
私は、授業を通して生徒に将来の選択肢を増やしてあげることだと思います。
これはあくまでも私個人の考えです。
他に色々な考えがあるべきだと思います。
私は岡山県の大学に通っているので、日本にいる間は岡山県に住んでいます。
しかし、出身は島根県の山間にある人口約5000人の小さな町です。
ある理由(また別の記事で書きたいと思います)で岡山県にある全寮制の高校に入るまでは、この町が私のすべてでした。
小学生の頃は同級生の誰かと結婚して将来は米でも作るのかななんて思っていました笑
小中のほとんどの先生は島根県出身で県内の高校、大学卒という方々でした。
当時はまだスマホも普及しておらず、幼かった(中学生でしたが)こともあり目の前の世界以外の世界があるなんて考えもしませんでした。人気番組イッテQは初回から毎週欠かさずに観ていましたが、自分の中ではおとぎ話でした笑
中学を卒業し初めて親元を離れ、全国から生徒が集まる全寮制の高校に入ったことで、ようやく世界が広がりました。
当時は学習指導要領に「多様性」「グローバル化」なんてまだなかったので、しかたないかもしれませんが、高校に入るまでは選択肢なんてありませんでした。
レールをひたすら進んでいくだけです。
こうした経験が私にあるため、生徒たちにはたくさんの選択肢を増やしてあげれるような先生になりたいのです。
数年前から学習指導要領に「多様性」「グローバル化」という言葉が載りました。
生徒に多様化するように教えるなら、まず先生である教師が多様性・グローバル化しないことには始まりませんよね。
教師の多くは学校しか知りません。
小中高を卒業し、大学に入り、大学を卒業した後に先生として学校に入る。
誤解を恐れずに書けば、生徒に教える立場の教師はこの世で一番の世間知らずだと思います。学校以外を知らないので。
それは悪いことではないと思います。
しかし、それで生徒が「多様性」を持ったり、「グローバル化」することができるでしょうか?
生徒に教える立場の教師ほど、社会を、世界を知らないといけないと思います。
簡単なことではないということは重々承知していますが、私自身が率先して自分の考えを実行していきたいと思います。
ベトナムに来たのもそれが一因なので笑
長くなりましたが、今回はここで終わりたいと思います。